4月9日14時から、都内テレビ東京関係の一室で、夏の幕張一大イベント「恐竜2009 −砂漠の奇跡」記者発表会が開催されました。
まず、主催者紹介で、日本経済新聞社、テレビ東京、日経ナショナルジオグラフィック社の方々が紹介され、主催者挨拶、展示構成説明と続きます。かつての豊かな生態系復元、エコサイエンスイベントということです。
「砂漠の奇跡」とは、砂漠を過去と現在とを結ぶタイムカプセルと位置づけ、その中で奇跡的に保存された、砂漠の奇跡を象徴する標本を展示する(例:恐竜ミイラ化石「ダコタ」)そうです。
中国のゴビ砂漠、ジュンガル盆地、サハラ砂漠、北米のバッドランドという4地域の砂漠プラスカーネギー発掘地をプロローグに加え、展示ゾーンを構成しています。
さらに会場で流されるCG動画なども完成部分について上映・紹介されました。
展示標本の意義については、総監修者である、群馬県立自然史博物館の長谷川善和館長から、約30分にわたって説明されました。
すでに中国でグアンロンの標本を調べている映像も映し出されました。長谷川館長によると、今回の展示は、記載前、研究進行中のものも含めて展示していること、学術的に重要な標本ばかりなこと、スピノサウルスのように復元プロジェクトにより復元されたものもあること、羽毛恐竜の巨大化という、新しいテーマなど、学問的にも一般の家族連れにも興味深い展示が目白押しということです。
ジュンガル盆地で発掘された「ジャイアント・マメンキサウルス」は、全長35mとされ、アジアではもちろん最大、世界最大級の恐竜と判明したそうです。
個人的にはグアンロンなど早く見てみたい!
7月18日の開幕が待たれます。