恐竜関係もありました。雲南省の大窪恐竜山から産出した、2個の血道弓が癒合した標本。古竜脚類のものと考えられるそうです。病理的なものでしょうが癒合部がきれいなので、今後CTなどで研究したいそうです。福井県立恐竜博物館の柴田さん。林原からは、ツグリキンシレーの恐竜生息環境を実吉さんほかで発表してました。砂丘と砂丘の間の平坦地にプロトケラトプスなどの恐竜は営巣していたそうです。ほかに魚竜の骨組織の成長に関する発表なども面白かったです。

午前中には形態解析の部で、魚竜ウタツサウルスの三次元変形復元がありました。雄勝から産出した標本を復元すると、前肢より後肢の方が小さい事がわかったそうです。これまでは前後ほぼ同じもしくは後肢の方がやや大きいとされていたそうです。