ディノアゴラ
恐竜、古生物にまつわる諸々その他

2月3日午後の講演から

古脊椎動物の部1では、単離歯に基づいてネズミザメ目のサイズを復元する研究や、トカゲやワニを歩かせ、背側から撮影した映像に基づいて歩く足の角度を測定、それから歩いた動物の姿勢を復元する研究などが面白かったです。
2の方では、ゾウが3本。一つは忠類標本の年齢。これは新聞社取材が入りました。あとの二つは京都大の北川さんの発表。骨端部の骨化状態によりゾウ化石の年齢を推定する研究。これまではゾウ化石の年齢は臼歯の咬耗状態で判断されていました。発表された手法で、骨端部の骨化状態と臼歯の咬耗状態の相関が明らかになり。臼歯が産出しない場合でも年齢が推定できるようになるそうです。もう一つはナウマンゾウ上腕骨に見られる雌雄差について。近位のねじれの角度や湾曲度の違いによりわかるそうです。



posted at 07:58:37 on 02/03/08 by dinopantheon - Category: 恐竜

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