ディノアゴラ
恐竜、古生物にまつわる諸々その他

見てきました(二つの展示)

今日は、恐竜関連の二つの展示を見てきました。
一つは、丸善・丸の内本店で今日から開催の人・形(HITOGATA)展。ここに、信善造形研究所の竹内信善さんが、恐竜と恐竜以外の組合せでユニークな出展をしています。
信善さんの出展
私は竹内信善さんの制作活動については、恐竜関係しか知らなかったのですが、ここでは少女の姿などもあり、幅広い分野で活動しているのだなと驚きました。少女と竜の組合せは、竜が生き物としてリアルに造形されていて、他のそのような設定のものと一線を画しています。


面の裏には?
アイデアを感じさせたのは、この面。小面(こおもて)あるいは若女でしょうか、また鬼の面。外面如菩薩内心如夜叉ということばがありますが、これは手にとってご覧になってください。
10月7日まで開催です(展示内容紹介)
信善さん以外の出展は、共通点は人形であることで、アーティストによってその展示はとても異なっています。人形好きにはたまらないかもしれません。信善さんも、出展時などに他の出展者たちと話したりして、とても刺激を受けたと言っていました。

もう一つは、9月22日から10月4日まで開催中のアート オブ ナチュラルヒストリー展2008 DARWIN VIENT。自然史系アーティストが集まって絵画やイラストを展示しています。今日は菊谷詩子さんがいらっしゃる予定の日なので、行ってみました。神田は私にとって学生時代を過ごしたなつかしい街です。
三省堂本店の向かい、文房堂ギャラリーには、10人の作品が展示されていました。植物画の方もいましたが、大部分は動物の方。雑誌や図鑑でなく、原画を見るというのは、ホント、いいものですね!
これはもっと早く来るべきだったと思いました。アムールトラやツシマヤマネコの迫力ある眼差し、木漏れ日が背筋を浮かび上がらせるシカなど、いつまでもその前に立って、絵と対話していたい気分になります。
菊谷さんの作品
菊谷さんの作品は現生と恐竜。アロサウルス骨格は、リプリントが手ごろな値段だったので私も求めてしまいました。また、クリアーファイルに、図鑑で使用した恐竜の絵が何枚もあり、これも一つ一つめくってみると、とても楽しめます。sarsa さんのようにお金があれば、私もこんな絵を求めてみたいものです。ここで、菊谷さんと恐竜を描く難しさについておしゃべりしました。骨格もさることながら、筋肉がどう走っていたか、研究も多くなく、復元に悩むとのことでした。実際に鳥などの解剖を試みることもあるそうです。
また、現生鳥類を主に描いている箕輪義隆さんもいらっしゃったので、あいさつしました。
静かな雰囲気の中で楽しめる展示なので、会期あと僅かですが、おすすめします。


posted at 23:13:23 on 10/01/08 by dinopantheon - Category: 恐竜

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